扁桃腺が痛むケース

扁桃腺に関する病気を検証しましょう。

いま、日本中で麻疹(はしか)が大流行していますが、扁桃腺の病気も増えつつあります。そもそも扁桃腺とは何なのでしょうか。

そして、扁桃腺炎の症状や対応策について考えていきましょう。

多くの人が、子供の頃一度は扁桃腺の炎症を経験したことがあると思います。
扁桃腺が炎症を起すと肥大して激しい痛みを伴います。

扁桃腺炎の中でも、特に扁桃腺が腫れてひどく痛みのでるのが「急性扁桃腺炎」です。
この急性扁桃腺炎は、細菌感染によって扁桃腺が赤く腫れ、表面に膿がついた状態となり、扁桃腺が腫れたときは激痛を伴います。さらに発熱と首のリンパ節の腫れも併発して痛みが倍増するのです。

この急性扁桃腺炎がさらに進行すると「扁桃腺周囲炎」という状態になります。

ここまで扁桃腺炎の状態が進行する前に、必ず耳鼻咽喉科の専門医の診察を受けてください。

病院では、扁桃腺の痛みを和らげるための薬・抗生物質を出してくれると思います。この抗生物質でかなりの痛みが和らぎます。

扁桃腺が痛むケースのほとんどは、「風邪」です。
すなわち、喉の痛みと共に発熱し、発熱が治まると扁桃腺の痛みも収まるのが通常のパターンです。

ところが、この扁桃腺の痛みが持続する場合は、たんなる風邪ではないことが考えらますので要注意です。

扁桃腺の痛みは、油断できません。
こじらせる前に必ず専門の医師による診察を受けてください。

「扁桃腺が痛むケース」

身体を護る免疫器官

扁桃腺とは、鼻の奥と喉の奥の左右にあり、風邪を引いた時に、よく腫れたり痛くなったりする所のことを言います。

扁桃腺は、ばい菌等の外敵から身体を護る免疫器官なのです。
すなわち身体における最初の関門の様なものです。

扁桃腺と言うと、よく喉の奥の両側にある口蓋篇桃(昔は腫れると直ぐに切除された所)を頭に思い浮かべますが、その他にも耳管扁桃(耳管の付け根)、舌扁桃(舌の付け根)、小扁桃(喉の奥)、咽喉扁桃(アデノイド、鼻の奥)等があり、これらが気道の周りをぐるりと囲むように存在しているのです。

扁桃腺炎には、急性扁桃線炎と慢性扁桃線炎があり、扁桃腺炎は、細菌感染による腫れで、扁桃腺が赤く腫れ、表面に膿がついた状態となります。
急性扁桃腺炎はさらに奥にある扁桃腺に炎症の腫れが及ぶと扁桃腺周囲炎となります。

扁桃腺周囲炎の状態で膿がたまると扁桃腺周囲膿瘍になりかなり腫れるのです。

扁桃炎は、口蓋扁桃に炎症が起こり、扁桃は赤く腫れ上がり、時には白苔といって白いコケの様なものが付着します。症状は発熱、寒気、喉の痛み、頚部リンパ節腫張(首のリンパ節が腫れる)、(中耳炎が併発すれば)耳痛、関節痛などが主です。

治療には、抗生物質(ペニシリン系、セフェム系の抗生剤が一般的)、痛み止めの投与などが行われます。

喉の痛みで十分食事が摂れていない場合には、 点滴で水分と栄養を補給します。そして休養を取ることが大事です。

「身体を護る免疫器官」

風邪とは厳密には区別されます

扁桃腺とは、喉の奥にあるリンパ組織を言います。
医学用語としては正しくは扁桃と言います。

扁桃には、口蓋扁桃(こうがいへんとう)、舌扁桃(ぜつへんとう)、咽頭扁桃(いんとうへんとう=アデノイド)、耳管扁桃(じかんへんとう)などがありますが、我々が一般扁桃腺と呼んでいるのは、口蓋扁桃のことです。

扁桃腺炎とは、風邪や疲労など抵抗力が低下している状態の時に、のどの奥にある扁桃が溶連菌、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などの常在菌に感染して炎症を起こすことを言います。

病院で血液検査をすれば白血球数の増加とCRP値(炎症の程度を示す検査値)の上昇が認められ、細菌検査をすれば一般的には、発生原因となった菌が検出されます。

扁桃炎は、細菌によって起こり、扁桃腺(扁桃)に炎症が起こることをいいます。

3〜4才から学童中期に多く見られ、扁桃が、発赤、腫大して、表面に膿が着くことが特徴で、症状は発熱・のどの痛みがあります。
他には、首のリンパ腺が腫れたり、痛がったりすることもあります。

扁桃に炎症が起こるだけで、鼻水・咳などの症状はありません。
のどの痛みとともに他の症状を伴うものは、いわゆるカゼ(上気道炎)と呼ばれ熱の出る病気のほぼ半数を占め、厳密には区別されます。

治療には、解熱鎮痛剤を使い、併せて適切な抗生物質の内服あるいは点滴注射を行います。
これにより原因となった細菌を制圧することによって速やかに治癒に向かいます。

もちろん、局所の清掃・殺菌目的でうがいをすることもよい方法です。

「扁桃周囲膿瘍」や「伝染性単核球症」は普通の扁桃炎とは治療方法が異なるので、注意が必要です。

「風邪とは厳密には区別されます」

『習慣性扁桃炎』のような場合

扁桃腺とはなにかと言いますと、身体の中に入ったばい菌をやっつける働きに関係しているリンパ組織をいいます。

一般的に子供に場合には、のどの病気の多くは『扁桃炎』です。
『扁桃腺をはらした』という状態はのどちんこの両脇にある『口蓋扁桃』のところにばい菌感染により炎症がおこり、うみがついたり、はれたりした状態を言います。

大体2−3歳から扁桃腺をはらすようになり、1番大きくなるのは7−8歳で、ちょうど小学校の低学年の時にあたります。

扁桃腺炎とは、のどの奥にある扁桃が、過労や風邪などによって抵抗力が弱くなった時に、肺炎球菌、溶血連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌などのいわゆる常在菌といわれる細菌に感染することで炎症を起こす病気です。

扁桃腺炎には、扁桃周囲炎(へんとうしゅういえん)と慢性扁桃炎(まんせいへんとうえん)などがあります。

扁桃周囲炎は、急性扁桃炎が治りかけたころに手当てを怠るとなりやすく、高熱と激しいのどの痛み が襲います。片側の口蓋扁桃の上の部分に膿ようができて化膿し、赤くはれあがり、口臭も強くなります。

一方、慢性扁桃炎は、年に何回も扁桃炎(扁桃腺)を繰り返し、高熱を出します。扁桃のくぼみの中に細菌が蓄積されており、これが原因で全身感染を起こすこともあるのです。

治療には、ペニシリン系の抗生物質が使用される事が多いです。

一年に4回以上扁桃腺を腫らす『習慣性扁桃炎』のような場合、医者には手術をすすめられることがあります。
扁桃腺が大きい子供の場合はアデノイドが同時に大きく、さらに滲出性中耳炎を合併していることが多いので、手術でアデノイドも同時にとることになります。

扁桃腺をとるとほとんどの子どもが元気になり、食事がすすむようになり、風邪をひきにくくなることが多いです。
耳鼻科の専門医に相談すると良いでしょう。

「『習慣性扁桃炎』のような場合」

手術にあたっては

扁桃腺とは、医学的には免疫、すなわち身体の中に入ったばい菌をやっつける働きに関係しているリンパ組織です。

一般に扁桃腺と言われていますが医学用語では、口蓋扁桃(こうがいへんとう)と言います。
口の中にはほかに耳管扁桃、咽頭扁桃(アデノイド)舌扁桃があります。

扁桃腺炎とは、肺炎球菌、溶血連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌などのいつも喉にすんでいる常在菌が、感冒や過労で増殖して口蓋扁桃や周囲咽頭に感染を起こすことをいいます。

大半がかぜのウイルスが感染していて、のど全体が赤くなっていることが多く、扁桃腺がよく目立つので、扁桃腺炎といわれることが多いですが、実際には扁桃腺だけが悪いという場合は少ないです。

急性扁桃炎は、喉の炎症が特にひどいものを言い、39−40度の高熱がでて、喉が痛み、全身がだるかったり、関節痛がでたりします。

急性扁桃炎が慢性化したものが慢性扁桃炎ですが、これが急性の症状を年に3−4回起こすようになることを、特に習慣性扁桃炎といいます。

習慣性扁桃炎では医者も手術を進めることがあります。それは病巣感染という、関節や腎臓、皮膚など他の場所に病気が起こる可能性が出てくるからです。

怖いのは関節では関節リューマチ、腎臓では腎炎やIgA腎症などの合併症です。

治療には、内服薬、特にペニシリン系の抗生物質が使用される事が多いです。

よく手術をするという話を聞きますが、

?@繰り返し、扁桃腺がはれ、熱がでるとき。

?A扁桃腺にいつも細菌が巣くっていて、発熱の度に血尿などがみられ、腎炎などが心配される場合。

?B扁桃肥大のため呼吸が苦しくなるとき。無呼吸などが見られるとき

など、扁桃腺肥大によっておこる被害が手術をすることにより起こる合併症などより強くなると考えられるときに手術を考えるべきです。

手術にあたっては、よく医師と相談してから決断すべきでしょう。

「手術にあたっては」

ほかの場所にも病気が起こってくる恐怖

扁桃線とは、咽頭の粘膜内で発達したリンパ組織です。

扁桃は外部から侵入してくる病原体に対して防御の役割を果たしており、なかでも口蓋扁桃は大切で、一般に扁桃と云えば口蓋扁桃を指します。

口を開くと上顎の奥の方の、のどちんこの付け根の両側にあるかたまりが口蓋扁桃です。

ちなみに一般に扁桃腺と言われていますが医学用語では単に扁桃と呼ばれます。この口蓋扁桃に炎症が起きた状態が扁桃炎です。

扁桃腺炎とは、扁桃の表面に付着している常在菌が、気温の変化やほこりなどの刺激、過労や風邪などによって抵抗力が弱まることで、活動を開始し、炎症が起こすことをいいます。

風邪のウイルスが原因になることもあります。
原因菌は溶血性連鎖球菌が多いとされ、これ以外では黄色ぶどう球菌や肺炎双球菌、およびウイルスによるものが明らかになっています。

誘因としては暴飲暴食や過労、のどの乾燥などがあげられます。

急性扁桃炎は、急性咽頭炎と一緒に発症し、のどの炎症が特に激しいものを言います。
急に39−40度の高熱がでて、のどがひどく痛み、それに伴い全身がだるかったり、関節痛がでたり、痛みが耳にまで放散する場合もあります。

この急性扁桃炎が慢性化したのが慢性扁桃炎です。
慢性扁桃炎には突然急性化の症状を示す場合がありますが、これが1年に4−5回繰り返す場合を特に習慣性扁桃炎と呼びます。
習慣性扁桃炎では、病巣感染といって関節や腎臓、皮膚など、ほかの場所にも病気が起こってくることがあります。

治療には、内科か耳鼻咽喉科の診察を受けた方が良いでしょう。
内服薬には、ペニシリン系の抗生物質が使用される事が多いです。

のどの痛みや腫れがひどく、食事がとれない場合には入院して点滴で水分と栄養を補います。
家庭では安静が第一。

食事は刺激のない流動食やのどごしの良い食品をとり、動物性タンパク質やビタミンの摂取を心がけてください。

急性の場合は、うがいやトローチはあまり効果がありません。
まずは1−2日間身体を休めるのが有効で良い方法です。

脱水症状を起こしやすいので、水分補給は、特に欠かせません。

「ほかの場所にも病気が起こってくる」